“加藤健一事務所『あとにさきだつ うたかたの』”
2014年 03月 14日
昨日
本多劇場で
加藤健一事務所
『あとにさきだつ うたかたの』
観てきましたよ!
太平洋戦争と戦後の日本のありさま、
浜岡原発、チェルノブイリ…
今にいたるまでの事象とそこに生きる人たちの葛藤。。
こう並べると、よくありそうな特集TV番組的に見えてしまうけど
どっこい、全く違うんだなぁ。
面白いんです。
そして「確か」なんです、視点が。
加藤健一演ずる主人公の男性。
時空を自在に飛び回ってその時代の「人」を見せてくれる。
7,8歳の男の子から老人である現在までを行き来するのが
実に自然で違和感がないんです。
綿密に巧みに身体表現をしているのだけど、見せようとしてないんです。
だからどの年齢もすっと入ってくる。
山谷典子さんの脚本はすごい。
私は14歳の時に終戦だったので私なりの感覚で戦争を捉えている。
当然たくさんの疑問があって、それは今も解決しないままのものが多い。
で、色々な人の話を聞いてみたり本を読んでみたりしたけど
なかなか納得いかないんです。
少しの違和感がいつも付きまとう。
でもね、この山谷典子さんの脚本にはぐいぐい吸い寄せられてしまった。
ほんとうなんです、感覚が。視点が。
いろいろな視点をそれぞれの登場人物が演じているのだけど、
それが実にいいのです。
傷病兵の歌のいいこと!
機銃掃射で亡くなった母親の若いままの姿が切ない…
などなど、しばらくは渦巻いていそうです。
このところ連合いの病気治療の講義に同席して勉強する日々、
並行して入ってきた屋根修理、来月末予定の浴室リフォーム準備などなど…
この観劇は得がたいご褒美です。
「うたかた」にはしたくないですねぇ。
本多劇場で
加藤健一事務所
『あとにさきだつ うたかたの』
観てきましたよ!
太平洋戦争と戦後の日本のありさま、
浜岡原発、チェルノブイリ…
今にいたるまでの事象とそこに生きる人たちの葛藤。。
こう並べると、よくありそうな特集TV番組的に見えてしまうけど
どっこい、全く違うんだなぁ。
面白いんです。
そして「確か」なんです、視点が。
加藤健一演ずる主人公の男性。
時空を自在に飛び回ってその時代の「人」を見せてくれる。
7,8歳の男の子から老人である現在までを行き来するのが
実に自然で違和感がないんです。
綿密に巧みに身体表現をしているのだけど、見せようとしてないんです。
だからどの年齢もすっと入ってくる。
山谷典子さんの脚本はすごい。
私は14歳の時に終戦だったので私なりの感覚で戦争を捉えている。
当然たくさんの疑問があって、それは今も解決しないままのものが多い。
で、色々な人の話を聞いてみたり本を読んでみたりしたけど
なかなか納得いかないんです。
少しの違和感がいつも付きまとう。
でもね、この山谷典子さんの脚本にはぐいぐい吸い寄せられてしまった。
ほんとうなんです、感覚が。視点が。
いろいろな視点をそれぞれの登場人物が演じているのだけど、
それが実にいいのです。
傷病兵の歌のいいこと!
機銃掃射で亡くなった母親の若いままの姿が切ない…
などなど、しばらくは渦巻いていそうです。
このところ連合いの病気治療の講義に同席して勉強する日々、
並行して入ってきた屋根修理、来月末予定の浴室リフォーム準備などなど…
この観劇は得がたいご褒美です。
「うたかた」にはしたくないですねぇ。
by baachann | 2014-03-14 17:24 | 観る・聴く